シークレットサービス
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日本のサービスクオリティーを高め、顧客、スタッフ、経営者が、満足を得て笑顔で飛躍できる社会を目指す
シークレットサービス物語



「売れるサービス」をしかけ、サービスの常識を変えた高萩徳宗氏。
年間50のセミナーを行い、月に3つのマスコミ取材を受け、さらに年間100日は海外で過ごすという高萩氏に、なぜ今「シークレットサービス」を主宰し、サービスに対する意識改革をしようと思うようになったのか。その核心をインタビューしてみました。



シークレットサービスとは一体何か?



まず、どうして今「サービス」に関することを行おうと思われたのかを聞かせてください。

かねてから「日本のサービスの質が低い」ことを痛感していました。海外(カナダ)にいたときにも感じたことなのですが、特に私が障害者向けの旅行社をはじめたことが大きなきっかけになりました。
障害者と旅をしていて、障害がある人を人間として扱っていないんじゃないか、と思うことが多かったのです。そして、とても重要な事なのですが、「障害者を人間扱いしていないサービス業の事業主は、実は一般客のことも人間と思っていない」ということに気がついたのです。



これは意外な切り口ですね。もう少し詳しく聞かせてください。
結局同じなんですよ。障害がある人への思いやりを欠いているところは、どんな人にも思いやりの気持ちなんて持っていない。顔では笑っていても、くるっと後ろを向くと舌を出しているような、消費者をバカにしている経営者が多いんです。
相手が障害者だとそれが顕著に現れるだけなんですね。


そして、「社会全体を変えなくては何も変わらないんじゃないだろうか。それにはサービスを極めて、ビジネスに成功する会社をどんどん創出すればいいんだ。気がついた会社だけが成功していけばいいんだ」とひらめいたんですよ。

どの産業でも代替わりが進んでいますよね。
私のところには23歳で会社を起こそうか悩んでいる女性が相談にやってきて、起業を応援したこともありました。今では彼女は社長になってとんでもなくいいサービスで成功しています。
「今がチャンス」
過去の栄光を肌で知らない若手経営者は、現状を打破するのに必死だと思います。
これからのサービス業は面白いことになりますよ、きっと。規模や知名度はまったく関係ありません。サービスの「特質」がすべてです。

実際に、特に柔軟な考え方をした起業家を中心に、本当の意味でサービスを知り、実践し、行動で示していく人が多くなれば社会はどんどんいい方向に変わると思います。



サービスの「特質」とおっしゃいましたが、「特質」とは何なのでしょうか?それがシークレットサービスにつながってくるのでしょうか?
シークレットというくらいなので、ヒミツ・・・冗談です。

本当は秘密にすることでもなんでもない当たり前のことなのですが、秘密性、というか神秘性をちょっとは感じてほしいなということと、大統領の護衛のような位置付けで経営者のお役に立てるような願いを込めて「シークレットサービス」という名称にしました。

私がコンサルティングをしていく中で、まず、サービスって一体何なのだろうか?というところから経営者の方と一緒に考えていきます。それがサービスの「特質」なんですよ。
サービスの特質は、言わばシークレットサービスの基本ですね。

先ほど若い起業家の話をしましたが、実際には私のクライアントは50代前後の経営者が多いのですね。
彼らを前にセミナーを行うと、それはもう大変です。
「サービスってのはタダでやるもんだ」とか、「全てのお客様に誠心誠意」という固定観念がありますから、私が今の時代に適応した「売れるサービス」の話なんかをすると、もう。



話がそれてしまいました。サービスの「特質」を考えるときに私はまず、今のサービス感がどれほど間違っていて、非生産的で、多くの人を不幸にしているのかを伝えることからはじめます。

断言しても良いですが、売れている会社の経営者は私が説明するまでもなく実地で間違ったサービスを排除しています。

私の説明を聞いて、「やっぱりそうか」と思ってくれる方が多いですね。

「特質」はスタートラインです。
考えたこともない、今まで当たり前だと思っていたサービスの感覚をもう一度しっかりと見つめなおして、ゼロベースではじめましょう、と言うことですかね。



ではシークレットサービスの全体的な特長を教えて下さい。
まず、根性論や精神論を排除しています。

軍隊みたいな朝礼をやる会社、多いですよね。サービスをすぐ精神論に置き換える。サービス業に軍隊みたいな規律を科す国、外国ではありません。日本だけなんです。

まずはサービスの考え方を学んで、それを具体的に実践する手法を知ることが大切です。根性は大切ではありません。学び、知った上で、そのとおりに行動することで結果がかならず出ます。

そのルートというか、わかりやすい筋道を独自に構築しました。
もっとカンタンに、もっとリラックスして、根性や気合ではなくもっと理論的にサービスを考えようというのがシークレットサービスです。

あと、それが売上に直結していることですね。



結果というのがイコール売上ですか?
そうですね。売上ともうふたつあります。

まず、企業ですから、売り上げがあがることが大切です。

“大きな挨拶で自己満足”は論外としても、どんなに接遇が良くてもそれが売り上げに直結しないと意味がありません。経営者をやっていれば当たり前のことなんですけどもね。

ふたつ目に大切なのは、「働くスタッフの満足度が高まること」です。

滅私奉公が大好きな日本ではこの部分も欠落していると思います。
サービス業ならレストランでもホテルでも何でもいいのですが、そこで働いているスタッフがやりがいや、生きがいを感じている顔をしているでしょうか?
ほとんどの場合は「仕事だからやっている」という感じではないでしょうか?
スタッフの笑顔を取り戻すのもシークレットサービスの重要な使命だと思っています。

最後は経営者や、会社の理念ですね。
何のためにその事業をやっているのか?売上が上がっても、スタッフが満足してもちっとも会社の理念に向かっていなければ経営者がその仕事を好きになることができません。

大げさに言えば、夢の達成でしょうか。
夢に向かってこそ経営者は本当の意味で満足できるのではないかと思います。
最終的に目標に向かっている、達成に近づいているというのがシークレットサービスの最も重要な要素になります。

一石三鳥です。



シークレットサービスを提供する目的は良くわかりました。では、シークレットサービスが目指す目的はどこにあるのでしょうか?
私は欧米並みということばを使うのがあまり好きではありませんが、アメリカなどのレベルから20年以上は遅れている実感しています。

私は日本のサービスの質を10倍高めたいと思っています。そして不況などを言い訳や隠れ蓑にしなくても、充分売上も利益も確保できるということを、ひとりでも多くの経営者に知ってほしいと願っています。



HPをご覧になった皆さんに伝えたいことはありますか?
このHPには今までオブラートに包まれていた“本当のこと”が書いてあります。
お客様は神様や仏様じゃない。しかし大切なのはお客様への思いやりであり愛情です、それもプライドの高い。プラウド(尊敬)でもあると感じています。
サービスは決して見掛け倒しの親切や優しさ、ましてや値引きではありません。

日本中のサービスを提供する経営者の方に、自信と尊厳を持って、最高のサービスを消費者に提供して欲しいと思っています。



今日はどうもありがとうございました
こちらこそ、ありがとうございました。



編集後記
私が高萩さんにお目にかかったのはある雑誌の取材でした。。

第一印象は「なんて穏やかな人」。物腰柔らかでした。

とても取材の合い間に語られた(オフレコの)やんちゃしていたとか、某私鉄会社で、泥酔者に殴られた話とは結びつかないソフトな方でした。

高萩さんの、そういった過去ストーリーに割く紙面がないのが残念ですが、それは他の媒体に紹介されるでしょうから、機会があればそちらを見ていただくことにして、最後に感情にもろい私がじ〜んときた話だけ書いておきたいと思います。(この話はおそらく雑誌などでは出ないでしょうから)


高萩さんと話をしていると“思いやり”と言う言葉が良く出てきます。
サービスと思いやりって何か関係があるのだろうか、と思って突っ込んでみると意外な答えが返ってきました。

「私は小さい頃命を救ってもらっているんです、何度も」
「父は脱サラして事業をいくつも興していたのですが、小学校3年の時その父が事業に失敗して億の単位の借金を作った。そして蒸発してしまったのです」

父親はヤバイところからも金を借りていたらしくて、恐いオジサンからの取立ての電話を、すでに8歳で受けていたそうです。電話だけではなく誘拐紛いの目にもあったとか。

「毎日が恐怖でした。そして当然ですが生活に困窮してその日の食事も満足に出来ない状態。母は子供を家に残してパートに出ていましたが、本当に良く踏ん張ったと思います」

しかし、その母から意外なことばを聞いて背筋が寒くなったといいます。
「今だから言えるけど、子供をつれて心中しようと考えたことは一度や二度じゃない」
「銀行にお金を下ろしにいったら残高が350円しかなくて、そこから300円下ろすときの惨めさは今でも忘れないよ」
今日でもう終わりだ、と思った日のことは高萩さん自身、今でも忘れないと言います。

「別にお涙頂戴の話ではないんですよ。要するにそのとき母が思いとどまってくれたから自分がまだここで生きている訳です。だったら、この生きているだけでメッケものの命を何に使おうか、と考えると何でもできるでしょう」

障害者や高齢者の旅行を専門で立ち上げた高萩さんは常に「社会への恩返し」を考えていると言います。

「自分が今ここで生きているのは社会のおかげなんです」
そしてその社会への最大の恩返しは、

『お世話になった社会を変える』

ことだといいます。
シークレットサービスも同じ思いで立ち上げたのでしょう。

今後の本当の意味でシークレットサービスが社会の役に立っていくことに期待を希望を、少なくとも私はハートに感じています。



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