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接客とセールスは違います。接客はサービスの手段で、セールスはマーケティングの手段です。

サービスの宝刀 接客
しくみの運営者

●接客とセールスの違いを良く知っておく
とうとうサービスの大部分を占める接客までやってきました。
もう既に、

    サービス = 接客

       だが、

    接客  not= サービス

だという図式は理解してもらっていると思います。
接客は数多くあるサービスの手段の中で「対人」を利用する方法です。

多くのサービスは、その時間やお客の感動の大部分を接客によって得ています。
接客はまさにサービスの核心で、最も重要な部分であると言って過言ではないでしょう。


ところで、接客というのはどういうことをいうのでしょうか?
少しイメージしてみてください。

レストランやショップや、美容室、ホテルなどでの店員さんが頭に思い浮かんで来る人が多いようです。

では今度は、その店員さんにどんなサービスをされたことがあるかを想像してみてください。

たとえば、何か服を買おうと思ったときに決めかねていると、そのタイミングを見計らって押し付けがましくない適切なアドバイスをする店員がいたとしましょう。

あなたはとてもいい気持ちになって、この店員さんも気に入ったし、商品は自分の好みにぴったりだから買ってもいい!と思ったとします。
そして、「あの店はサービス(接客)がよかったなぁ」と思います。
友達に伝えることもあるでしょう。


ここで考えていることを中断して、サービスとマーケティングの関係を思い出してください。

 ■サービス 

  事業者がどう考えて顧客満足を提供したいかが大切

 ■マーケティング 

  お客がどう考えているのかを知ることが大切


以前のコラムとちょっと文章が違う気がしますが、気にせずに読んでください。

そして、

 ■接客   

 サービス達成のための「対人」を利用した手段

 ■セールス

 マーケティング達成のための「対人」を利用した手段

です。


混乱してきましたか?
もう少し頑張りましょう。

つまり、接客はサービスの手段で、セールスはマーケティングの手段なのですが、どちらも「対人」がベースなので、接客とセールスは混同しやすいと覚えてください。

接客はサービスのための手段なので、その目的は自分達のポリシーのあることをしてお客に感動や、満足してもらうことです。

セールスはマーケティングのための手段なので、お客にもっと良く知ってもらって、買いたい気持ちになってもらい販売することが目的なのです。


同じ「対人」でもその奥にある目的は違うわけです。




●が、しかし・・・2本道が1本になるところもある

では、先ほどの服を買うケースはどうなのでしょう。
最後には服を買うのでセールスでしょうか?
それとも最終的に大きな満足を得たので接客なのでしょうか?

答えはセールスです。
セールスと接客は交わるポイントがあります。

正確に言うと、サービスとマーケティングは大きな意味で交わるポイントがないのですが、それぞれの手段である接客とセールスには交わるポイントがあります。
2本の平行の道が、ちょっと曲がっていて1本道になるポイントがあるのです。


服を買うケースの場合は、店という立地を利用して販売することが目的ですが、どうやればうまく販売できるかという部分で「接客」を手段として使うことがあります。

買ってもらうことが目的ですが、感動や高い満足をしてもらうことでより買ってもらいやすい状態を作っているということになります。

接客も同様です。

お客よりもはるかによく考えられ、計算されたサービスを提供することで、お客に高い満足や感動をしてもらわなくてはなりませんが、単に感動してもらうだけでは商取引になりません。
ボランティアになってしまいます。

お客には感動をしてもらい、サービス提供者は対価を得るという対等の関係であることを考えると、感動してもらうという行為の結果として対価を得るということは避けて通ることができません。

つまり、接客とセールスは外から見るとほとんどやっていることは同じで、その根底にある目的が違うのだと覚えてください。

ただ、ベテランの「対人マスター」みたいな人に会うと、経営者のように両方をバランスよく考えているものです。
そしてどちらもできるのです。



●そういうベテランをはじめとして、人が仕組みを運営する

ビジネスシステムをうまく回すためにはそれを良く理解していて、意識の高い人に任せる必要があります。
それが、ベテランの「対人マスター」のような人です。

理想(サービス)と利益(マーケティング)のバランスを良く考えることができ、現場でそれを行うことができる人です。

いまは、売れるサービスのことを考えなくてはいけませんから「接客」を中心に考えてみましょう。

サービスはお客に満足や感動を与えるための仕組みです。
そしてその大部分を接客という、サービスに欠かせない要素が占めています。
「売れるサービス」を接客で行おうと思うと、結果的に買いたいと思ってもらえるようなサービスを提供しなくてはなりませんから、セールスの要素や、マーケティングの要素を知っている人がサービスを行わなくてはなりません。

もうちょっとシンプルにいえば、「サービスの達成のためにマーケティングやセールスを理解している人」が必要だ、ということです。


接客というものを動かしていくサービスの運営者はこんな感じの人が理想です。

ま、何が難しいって、こういう人を見つけたり、素質のある人を育てることが難しいのですが・・・。


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