いつやって来るかわからない信頼関係や、自分だけが思っている「困ったときはお互い様」のために誠心誠意ご奉仕する経営者は多い。
そんなにひどくない経営者でも、マネージャーや店長にしっかりとご奉仕サービスを止めるように社内教育をしているケースはないといっても過言ではない。
今、カフェで原稿を書いているのだが、隣で20代前半の女の子が2人話をしている。
その話の内容がとてもおもしろいので、紹介してみよう。
あるお店で勤務している友達の話し。40代の女性がよくお店に来てくれるのだが、何でも虚言癖があり、人使いが荒いらしい。
そのお客が店に来ると、「ちょっとあなた、タバコ買ってきて」を皮切りに「○○しなさい」のオンパレード。店長は店長のくせに(←女の子曰く)そのお客に対して何にも言わない。
ある日、堪忍袋の緒が切れたバイト君が「いいかげんにしてください。」と言ったところ、お客は切れて店長を呼んだ。
店長は謝るのかと思いきや
「あなたのせいでうちのバイトはみんなノイローゼになっています」
と、はじめて勇気を振り絞ってひとこと言ったという。
そこでお客がどういう行動をしたのかは詳しい話がなかったが、それからそのお客が店に来るときはとても大人しくなったという。
お客の言うことが全て「顧客ニーズ」で、そういったニーズに応えるのがサービスだという、マネージャーや経営者は多い。
けれども尽くして尽くして、浪花節でやってそれが利益になっているのだろうか?
経営者としてあたりまえのことを、まず当たり前に考えてほしい。 |